さて、平成29年の干支は丁酉(ひのとり)で、六十干支の34番目の干支です。丙は十干の4番目です。丁は「ひのと」とよみ、草木などが、成長し、整ってきて安定している状態を表しているということです。
酉は、十二支の10番目で、果物などが熟しきっている様子を表しているそうです。人間で考えると、大人になり落ち着いてきて、仕事なども完全に習得した状態といった感じでしょうか。
また、丁は「火」、酉は「金」を表すということで、これらの関係は「相克」または「火剋金」という関係に当たるようで、火が金属を溶かしてしますように相手の力を弱める、矛盾するような状態にあるそうです。
そんな丁酉の平成29年ですから、実力、気力は十分で発展が望める。ただし、気を付けないと、矛盾などから相手を傷つけ、空回りしてしまうこともある、という風に私なりに勝手に解釈したいと思います。物事がうまくいくときは、順調に進むものですから、注意も怠りがちになる、そのあたりは注意していきたいものです。
60年ごとの丙申を振り返ってみると、前回は1957年(昭和32年)になります。ウィキペディアでその年の出来事を探ってみると、ある特徴的なことに気が付きました。その後に「大活躍するスターの登場」とでも言えるのかもしれません。
その年の出来事のいくつか挙げてみます。吉田茂、佐藤栄作の自由民主党入党、長嶋茂雄の巨人入団、コカ・コーラの日本発売開始、南極越冬隊の南極初上陸、100円硬貨、5000円紙幣の発行、FM放送の試験放送開始等々。
いずれにしても、ここから、発展の契機になる年になるということではないでしょうか?そういう意味では「将来に向かって発展の契機になる年」で、とても楽しみな年になるかもしれません。これらを考えると色々不安も多いトランプ氏ですが、来年登場ということで、もしかして・・・なのかもしれません。空回りの方は無い様、お願いしたいところです。
本年はオリンピックまであと3年という事で、各インフラ整備の本格的な工事等も始まり、色々な意味で経済の方も「将来に向かって発展の契機になる年」であってもらいたいものです。
私共も、関わっていただいているすべての皆様方と共に「将来に向かって発展の契機になる年」となるよう、しっかりアンテナを張り巡らし、流通という観点はもちろん、それに付随する関連の分野にも幅広く視野を広げ、皆様のお役に立てるよう、地域に無くてはならない企業を目指し、社員ともども邁進して参ります。
何卒、本年も変わらぬ、ご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
末筆となりますが、本年の「酉年」は「とり」にかけて「取り込む」というように、商売が繁盛する年と言われています。どうか本年が、皆様方にとって、実り多き1年となることを祈念し、平成29年年頭のご挨拶とさせて頂きます。
平成29年元旦
株式会社 千葉地曳
代表取締役 中山雅照
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