「省エネで快適な家」を作るために、建物の構造(壁、屋根、床)を通じて出て行く熱(冬場)。入ってくる熱(夏場)をできる限り小さくすることはもっとも基本的なことであり、断熱材は非常に重要な役割を担っています。 建物の柱の間、壁の外側などにグラスウール断熱材を充填・貼り付けることで、熱の出入りを小さくします。
グラスウールは断熱性、保温・保冷性をはじめ吸音性にも優れた素材です。 そのため、住宅用の断熱材を筆頭に、ビル建築などにおける空調ダクト・給排水管の保湿・保冷材、機械室やスタジオの吸音材、高速道路における防音壁など、幅広い用途で使われています。 グラスウールは、オフィスビル(エントランス・会議室など)、学校・公共建物(体育館・講堂・音楽室など)、工場や倉庫、宿泊施設(ロビー・宴会場など)、音響施設、映画館、レストランなどさまざまな場所で私たちの生活を支えています。
耐蟻性
グラスウールはガラスを主原料とする無機質素材であるため、シロアリの食害にも強い断熱材です。 万が一、シロアリが発生した場合でも、食害で隙間が生じることがなく、断熱材としての性能を損ないません。
安全性
グラスウールには、非常に安全な素材で、がんをはじめとする呼吸器系疾病を起こす危険性はありません。ほこりと同様に鼻や気管支で除去されて体外に排出されるため、肺に到達することがありません。
リサイクル
グラスウールは、原料の85%を家庭などから回収されるリサイクルガラスでまかなっています。施工時に出る端材も再生利用ができ、繰り返し利用できるので、CO2削減やゴミの減量にもつながるエコな断熱材なのです。
CO2削減
グラスウールは、製造時のCO2排出量が他素材と比べると少なく、施工後は高い断熱効果でエネルギー消費量を削減、再生利用もできるので、ライフサイクルを通じてCO2削減に貢献します。